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2011年1月28日金曜日

レトロゲームミュージアム

【レトロゲームミュージアム】


お題 ≪ドラゴンスレイヤー4 ドラスレファミリー≫

1987年にナムコからでたアクションゲームです。
とは言ってもこの作品は、本家ファルコムからのソフトを
ナムコ名義でファミコン化されたものですから
実質はファルコム作品になりますかね。


ドラゴンスレイヤーシリーズ第4弾。
お城の地下迷宮に封印されていた邪悪なドラゴンが
復活の兆しを見せ始めると、迷宮のモンスターが活発化しだした。
このままでは地上にまで溢れかえってしまうという訳で、
ドラゴン退治の名門一家に、再封印の依頼がかかったのでした。


ドラスレ一家の構成はというと、7人家族。
パスワードの入力と出力を管理するじいさんばあさんは、
まぁこの人たちは地上の家にいるだけなので置いといて、
実際に地下迷宮に挑むのは残りの5名になります。
父さん、母さん、妹、ペットの犬、そして兄。
プレイヤーは彼等を操作して、広大な地下迷宮を探索するのです。


メトロイド型の、アイテム探索アクションゲームに分類されます。
流れとしては、各キャラクターの特性を生かしてマップを進み、
4体の中ボスを倒してクラウンというアイテムをゲット。
すると、ドラゴン封印に必要な伝説の武器
ドラゴンスレイヤーへの通路が開かれますのでそれを入手する。
最後は、唯一この武器を扱える兄が
ドラゴンとの最終決戦に挑むという流れに。


一見かわいいキャラクターですが、
見た目に反してゲーム的には難しい要素がてんこ盛り盛り。
キャラチェンジが一端地上まで戻らないとできない。
隠し通路が難解で、それがまたノーヒント。
迷路が非常に複雑で、どこがゴールなのか迷ってしまう。
各クラウンへのルートに、誰が適任なのかが一見わかりにくい。
などなど他にもたくさん。
凶悪なノーヒントさで有名なあの怪作「ロマンシア」も
このドラスレシリーズのひとつだと聞くと、
この難易度も確かに、と頷けますが。


こんなんとても自力じゃ攻略不可能じゃい!
ということでいつもの通り、攻略サイトに頼り切って
なんとかこんな私もクリアすることができたのでした。
いや〜先人の偉業ってホンッとにありがたいものですね。


怪獣に変身して敵の攻撃を受け付けなくなる、犬のポチ。
通路を塞ぐブロックを押し除けて進める、パワフルな父。
高いトコでも大ジャンプで届く、小さな妹。
魔法による空中浮遊とブロック飛ばしが可能な、魔法使いの母。
この4人が、それぞれの能力を生かして、
というか生かさないと先に進めない「ほぼ」専用ルートを通って
中ボスが持つキーアイテム、クラウンをゲットするのが第一段階。


複雑な迷路に難解なパズル、そして発見困難な隠し通路。
神業アクションが要求されるシーンも多々あって、
いずれも難易度の高いルートでしたが
詳細な攻略サイト様によるレクチャーのお陰によって
私でもなんとか突破することが出来ましたが、、、やれやれ。


こうして4つのクラウンをそろえれば、
秘宝ドラゴンスレイヤーの宝物庫までつながる
ワープレリーフが使えるようになりますので
ここからは真打ちの兄貴の出番。
正しいルートとワープレリーフを順にくぐって
ようやくお宝のドラゴンスレイヤーをゲット。


そしていよいよドラゴンスレイヤーを携えて
勇者兄貴くんと大ボスのドラゴンとの対決が始まります。
ドラゴンが放つファイヤーボールの射程距離は
兄貴のドラゴンスレイヤーのとほぼ同等なので
ギリギリの距離でのヒット&アウェイ戦法を繰り返して
慎重にダメージを削り取っていき、、、、ついに勝利!
こうしてドラスレファミリー総出による活躍によって
国の平和は守られたのでした。おしまい。


ゲーム難易度の理不尽さは置いておくとしてもw
16色の限られた色彩からとは思えない美麗なグラフィックや
ファンタジーゲームの老舗ならではの重厚なBGMなどは
名人芸に相応しい印象深さを残してくれたゲームでしたね。



ドラゴンスレイヤー4