お題 ≪チャレンジャー≫
1985年にハドソンから出たアクションゲームです。
スペランカーの陰に隠れて、いまいち陽の目を見ませんが、
悪者ボスにさらわれた王女様を追って、冒険野郎が大冒険。
アクションゲームなんですが、このチャレンジャーは
サイドビューのジャンプアクションと、
トップビューの平面アクションの2つを交互にプレイして
進めるという当時としては珍しい作りになっています。
しかも、サイドビュー面では1発死なのに、
トップビュー面ではライフ制と、
これまた変わった設定になってるんですよね。
主人公はナイフ投げの名人です。ナイフを投げて戦います。
画面上に一発づつしか投げられませんが
かなりそのナイフも大きいので、投げれば大抵は当たります。
ちなみにナイフ投げがAボタンでジャンプがBです。ご注意を。
火の玉やガイコツなどの特殊な敵は
普通のナイフでは倒せません。
同じザコを4匹連続のノーミス(ナイフを外さない)で
倒すと出てくる2つのアイテム、
画面フラッシュの宝石か、パワーアップの剣でないとダメ。
まぁ出さなくてもクリアできないこともないですが。
ちなみにタイトル画面でゲームの難易度を自由に設定できます。
が、私はこだわらずにそのままのデフォルトでスタート。
ゲームはシーンと呼ばれる4つの面と、
それを1週と数えるラウンドの二つの括りで進められます。
まずはラウンド1のシーン1、サイドビューの列車ステージから。
王女をさらった悪者ボスがハイジャックした列車に
主人公が颯爽と飛び乗ります。すげぇジャンプ力w
途中、飛んでくるトリや悪者の子分をナイフで倒しながら
屋根の上を伝っていって、最後尾の穴から車内へイン。
引き返して、先頭車両の王女のところまで向かいます。
辿り着いても、問答無用でボスに追い落とされますけどね(笑
その後のシーン2が、トップビューの広大なマップステージ。
ここが本作最大のウリだったようで
10×10の100画面分にもおよぶ広すぎるマップは圧巻。
たぶん当時の限界までROMにデータを詰め込んだんでしょう。
おおまかに言うと右下から始まって左下のゴールを目指します。
その際、途中に点在する洞窟に入って、王冠、宝石、鍵の
3つのアイテムを取らないとクリアできないようになってまして。
ちなみに、その洞窟の入口では普通のナイフが効かない
ガイコツがウロウロして守っているのです。
先述の宝石や剣を出して倒さないといけないと思いがちですが
実は動くスキを見極めればすり抜けることは容易だったりします。
洞窟内は、またもサイドビューのシーン3へ切り換わります。
4本の噴水を足場にしてタイミングよくジャンプで渡り、
奥のアイテムを取って帰ってくるのが目的です。
ときどき、谷底の火の玉がジャンプして邪魔してきたりもします。
ここで注意しなければならないのが、
この主人公、スペランカーと同様に、
あまりに高低差の高い着地をすると死んでしまうのでした。
なので噴水を飛び移るのは、2つが同じくらいの高さの時に。
どこの洞窟にどのアイテムがあるかはランダム。
運よく3つを揃えたら、もう他の洞窟には
タイムを回復させる以外には用はありません。
一目散に最終目的地の鉄のピラミッドへ向かいましょう。
ここの内部がシーン4。サイドビューによるボスとの決戦場です。
岩場をジャンプで駆け上り、テッペンの岩場にいるボスに
ナイフを4発当てれば倒せるのですが、
珍しいことにこのゲーム、ジャンプ中にナイフが投げられません。
なのでボスの岩場に飛び乗ってから、近付かれる前に連射連射!
ボスを倒した後は下の牢につかまっている王女の元へ。ですが
調子にのってジャンプで飛び移ると、先述のとおり着地に失敗。
哀れ死んでしまいますので要注意。そのまま歩いて降りて下さい。
ちなみに私は思わずヤッてしまいましたが(苦笑
こうして無事王女を助け出せば、晴れてラウンド1クリア。
難易度が上がった2週目のラウンド2へ移行するわけです。
AとBのボタン役割が逆。
ジャンプ中には攻撃できない。
サイドビューとトップビュー、1発死制とライフ制の複合。
あまりに広すぎる2Dマップ。
なんか、いろんな意味で『チャレンジャー』な一作だったなと。