お題 ≪道 〜TAO〜 その7≫
ハットク・マラさまが行けと言っていた、弥勒寺へとやってきたよ。
ひとりのお坊さんがぼくを出迎えてくれたんだ。
「がんばったのう。よくこの弥勒寺まで辿り着けたものじゃ。
いままで、色んな示申がおったじゃろう。
しかしそれはみんな、お前の求めたものではなかったはずじゃ」
「そもそも、示申と言う文字の由縁はな。
『申を、示す』と書いてあるんじゃ。
言わんや、申を示したのが、『示申』(神)と言う文字じゃ」
「申を横にすると、『母』になるじゃろう。
この宇宙、万物全てをお産みになった、
宇宙の根源を示しておるのじゃ。
この示申と言う文字が示す、『申』と言う文字を、
【ラウム様】とお読みするのじゃよ。
ラウム様こそ、魂をお産みになった真の示申様。
魂のお母さんなのじゃ」
「ラウム様は、96億の魂をお産みになった。
6万年前。みんなラウム様の元で、それは楽しく暮らしておった。
じゃが、ラウム様はみんなの成長を願って、
修行の旅に出されたのじゃ。
『立派になって、必ずお母さんの元へ帰ってくるのですよ。』
こうして、ラウム様とお別れをして、君も、わしも、
この地上に降りてきたのじゃ」
「もう、かれこれ6万年。何度も輪廻するうちに、
お母さんの元へ帰る約束など、誰もが忘れてしもうた。
この先。恐ろしい災いが待ちうけておるじゃろう。
じゃがのう。ラウム様は一筋の道をくだされた。
それが、【三宝】じゃ」
「三宝を授かりし者は、人類が絶滅する、
それはそれは恐ろしい災いからも逃れられ、
その後に訪れる、理想天国にもすむ事ができるのじゃ。
早く三宝を受け成されよ。
再びラウム様の元へ。魂のふる里へ帰ろうじゃないか」
、、そ、、、そうだったんだ!これこそが宇宙の真実!
ぼく、目からウロコがちょちょぎれそうだよ。。。。。
≪やっと真実に辿り着いたのう。ぼくよ≫
ハイ、ラウム様。今こそわたくし悟りを開きました。
これまでのご無礼、どうかお許しください!
≪よいよい。これからも、三宝を極める旅に精進するのだぞ≫
こうして心を入れ替えたぼくは気持ちも新たに旅を続けたんだ。。。
ところで、ラウム様、次はどこへ行けばよいのですか。
もうヒントが何もないのですが?
≪もう一度、トキヨウに戻ってみるのじゃ。
キラキラ組とかいうヤクザの事務所を訪ねてみるがよい≫
ここまでの八卦
こうぼくいれ しものしょくだい いんようのうつわ こうろ
まっこうのいれもの
ぶちぞう
アジナのぶちぞう サハスラのぶちぞう ビシュダのぶちぞう
アナハタのぶちぞう
護摩符
トンロウの護摩符