お題 ≪道〜TAO〜 その1≫
出ましたよ、最凶最悪の宗教RPGが。。。。
1989年にバップから出たRPGです。
どっかの宗教団体が布教のために世に放ったと噂されるこの一品。
レトロゲーム、特にRPG好きとしては
コイツはいつかはやろう、いつの日か挑戦してみなければと
これまで恐れ慄き二の足を踏んでいたのですが
先日ようやく心神ともに充実を十分に確認した上で
とうとう重い腰を上げてプレイしてみました。
、、、、いやはや、噂にたがわぬどギツイゲームでしたが
なんとかあっち側に引き込まれずに帰ってこれました。危ない×2。
今、ホッと一安心してシリーズの執筆に取り組んでいます。
怪電波が飛び交い、毒思想が津波のように押し寄せ、
BGMには不気味なオカリナが響き渡る。
旅の目的もコロコロ変わり、よく状況が飲み込めないままに
ただただ「示申」のお導きに従って
強奪、虐殺を繰り返した果てに
私、プレイヤーが垣間見たものとはいったい?
やり始めてみて、
最初はただのおつかいRPGじゃんと油断してたのですが、
進むにつれて、徐々に多くなっていく危険な思想説法。
拒否感を示していたもののだんだんと染まっていく深層意識。
終盤の怒涛の展開の末に、明かされた人類終末の真実を
見せ付けられたそん時にゃ、充分警戒していたにもかかわらず
あぶなくあちら側に引きずり込まれそうになりました。
裏をまったく知らずに購入し、最後までやりきってしまった
当時の脳みそ豆腐なハナタレ小僧たちは、
今その後、どんな人生を歩んでいるのでしょうか。。。。
「このカダジャマハル寺院をたてただいそうじょうは
ハットク・マラさまといういだいなおかたです」
「ハットク・マラさまは、マハーマラ・スートラという
たいへんありがたいきょうてんをかきのこしてくださいました」
「ひとはしぬとべつのいきものにうまれかわります。
これを「りんね」というんです」
「1999ねん8がつ18にち。ちきゅうをちゅうしんとして
たいようけいのわくせいが十字にならぶげんしょうを
『グランドクロス』というのだ」
「われこそは宇宙示申モチョンマ!
ひょーっひょっひょっひょっひょっ!」
「われのニクをくらえ!
どうだうまいか!」
「サイダー!
よくもかわしたな!」
「ころしてしんぜよう
土にかえるのだ!」
「申を示すで「示申」(神)
そして申のじをよこにすると母
このよのいきものはすべて母なる示申からうまれたのです」
「この世の96億のたましいをおうみになったのはラウムさま。
さあみんなでラウムさまのもとへかえりましょう」
「三宝をきわめることを「とくどう」するというんです。
とくどうをきわめたものはりんねからときはなたれ
極楽浄土へといけるようになるのですよ」
「やまのおてらのかねがなる
おててつないでみなかえろ
そんなわけにはいかんのだ!」
「なんじ、われヒスターをあがめよ
さすればなんでもねがいはかなうであろう」
「カゴメ カゴメ
かごのなかのとりは
いついつであう
よあけのばんに
ツルとカメが すーべった
うしろのしょうめん だーれ」
「わがなはてんねんこぶつ!
いっしかんてーん!!」
「おかえりなさい。」
プレイ中に目の当たりにする台詞の数々を書き出してみました。
これだけでどれほど怪しいストーリーかはわかるかと思いますが
それでもこの独特の世界を体験してみたいという方は
次回からのプレイレビュー、どうぞ意識をしっかりと保ちながら
部屋を明るくしてパソコンの画面からなるべく離れてご覧ください。
あっちの世界に逝かれても、当方は一切責任を負いませんので。