第14号:「FF7クライシスコア」
今回は、「コンピレーションオブFF7」の1つである「クライシスコアFF7」を紹介します。
「クライシスコア」は2007年9月13日にスクウェア・エニックスより発売されたPSP用ソフトで、
ジャンルはアクションRPG。
キャッチコピーは 「男たちは己の悲運より、友のために涙を流した」
上にも書いたとおり、「クライシスコア」はFF7のスピンオフ作品で、FF7では、ほんの少しだけ登場したザックスが主人公です。
たぶん、名前と回想で少しだけ登場しましたね。FF7で名前が出てきたとき、エアリスとティファが少し反応しましたね。
でも、親友であったはずのクラウドは無反応。この辺りは、FF7をプレイした人なら分りますよね。
このゲームでは、ソルジャーであるザックスを中心に、新羅兵のクラウド、花売りのエアリス、宝条博士、ツォンをはじめとする
タークス、その他のソルジャー達の生き様が描かれています。その他のソルジャーには、あのセフィロスも含まれてますよ。
英雄と呼ばれ、みんなの目標で、まだ人間味あふれるセフィロスが登場します。ちなみに、ちっちゃいころのユフィも登場しますよ。
内容は、FF7の数年前の話で、セフィロスがいかに堕ちたのか、ザックスはどういう最後を遂げたのか、
クラウドはどうしてFF7の時のような状態になってしまったのか、が具体的に判明します。ちなみに、当面の敵はウータイです。
ウータイを相手にするのはなんか、変な感じです。まあ主人公がソルジャーだから仕方ないんですが・・・。
では感想を・・・・
まず、衝撃的だったのはセフィロスです。FF7では完全に堕ちた天使で、残虐極まりない性格だったあのセフィロスが、
このゲームでは優しい笑顔を見せたり、少しふざけたセリフをいったり、人間味に溢れています。
あのセフィロスが仲間の身を案じたりするんですよ。信じられませんよね
FF7では、「俺は選ばれし者。この星の支配者として選ばれし存在だ」的な発言をしまくってたあのセフィロスが・・・。
アクション要素も敵をなぎ倒していく感じで、爽快でしたスロットシステムも今までにないもので、斬新でした。スロットの如何で、
レベルが上がったり、リミット技が発動したりします。個人的にスロットでレベルが上がるってのが面白かったです。
ストーリーもいいです。FF7では一応クラウドの過去が語られたんですが、それがさらに具体的に語られています。
ザックスとクラウドの出会い、ザックスとエアリスの恋、セフィロスや他のソルジャー・タークスとの友情、ユフィとの宝探し対決、
などなど見どころありまくりです。FF7で登場したキャラが登場すると、
なんか興奮しますツォンとか宝条博士とかが仲間っていうのもなんか新鮮です。
あと、「FF7 ダージュオブケルベロス」で出てきた「Gレポート」の「G」っていうのが誰なのかというのも判明します。
いろんな事実が判明して、他のFF7作品では謎だったところが色々と明かされます。
ちなみに、私が一番いいな〜と思った場面というか内容は、バスターソードの継承です。
FF7でクラウド初期装備であるバスターソード、これがザックスから受け継いだものだということは知っていましたが、
ザックスもアンジールという先輩ソルジャーから受け継いだものだということが分かります。
アンジールからザックスへの継承シーンも感動するんですが、なによりもザックスからクラウドへの継承シーンが感動します。
バスターソードっていうのが、彼らの友情の証。このゲームをプレイした後では、バスターソードへの見方が変わります。
ただの初期装備ではありません。戦士たちの色んな意志が込められているんです。
こんな背景があって、クラウドに受け継がれてきたんだなぁって感動します。
ザックスの最後のシーンもいいですね。
クラウドの「俺が、お前の生きた証」という台詞にはジャンプをはるかに凌駕する友情を感じます。
そこで、クラウドはバスターソードとともに、その遺志を受け継ぎFF7の物語へとつながっていきます。
とまあ、長々と語ってきましたが、私の中でこのゲームは最高の部類に入ります。アクションRPGとはいえFFなので、
もちろんやり込み要素も豊富で、かなり遊べます。しかもアクションなので結構技術が必要だったりします。
正直、悪いところはありません。
売上は、現在PSPソフトの中では第5位です。やはりモンハンシリーズが強いようです。(くっそ〜)
ってなわけで、「クライシスコア」の紹介でした。
ちなみに、FF7をプレイしていなくても内容は分りますよぜひ、このゲームをプレイしてFF7の世界にのめり込んでください。