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♪【レトロゲームミュージアム】♪
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お題 ≪サンサーラ・ナーガ その1≫
1990年にビクターから出たRPGです。
今回のはちょっと変わり種のRPGでして、
主人公は一切成長しないかわりに
お供の竜の方をどんどん成長させて強くしていくという、
なんだかポケモンチックなゲームです。
と言いましても、竜を何匹もつかまえて「君に決めた!」などと
放り投げるわけでも、主人公はただ後ろで見ているだけでもなく。
お供に加える大切な竜は、ただの一匹。
そして主人公も一緒になって戦うという
いわゆる2人パーティー制のRPGになっております。
物語の世界は、神聖な動物である竜を従えて旅をする
「竜使い」なる存在を、非常に崇め奉るというファンタジー異世界。
そこでの子供達の憧れの職業といえばもちろん竜使いであり、
主人公の子供もまた、それに憧れるひとりでありました。
ある日とうとう、主人公は村に祭ってあった竜のタマゴを
持ち逃げします。こいつを育てて、世界一の竜使いになるんだ!
こうして世界の平和とか、魔王の討伐とかいうのとは
全く関係ない、単なるやんちゃ坊主成り上がりストーリーとして
このゲームはスタートするわけです。最初は。
その後のゲーム内の展開は、大きく3つに分かれていきます。
タマゴから孵った竜の赤ちゃんにエサをセッセと運ぶ序盤。
成長した竜をお供に従えていよいよ2人で旅をする中盤。
そして竜も完全体へと成長し、この世の真実に迫るという終盤。
序盤は、まだ戦えない竜の赤ちゃんのために
フィールドのモンスターを「えもの」として狩りまくるのが
主な目的となります。このゲームでは敵を倒すと、
その残骸を獲物として持ち帰ることができるのです。
この獲物システムは、竜のエサとしてはもちろんのこと、
高価な獲物は道具屋で売り飛ばしてお金に代えることができるという
非常に重要な側面も持っています。
と言うか、このゲームでお金を稼ぐにはこうするしかありません。
一般的なRPGのように、畜生なモンスターが人間様のコインを
何故か持っているという珍現象は、存在しないんですね。
言われてみればなんとリアリティに富んでいるのでしょうか。
この例もそうですが、このサンサーラナーガというRPG。
基本、剣とモンスターのファンタジー世界なんですが
他にも通常のRPGに背を向けるように
リアル志向な設定が数多く存在しているんですよね。
次回はその辺のシステム説明などをご紹介します。