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2011年2月23日水曜日

レトロゲームミュージアム

【レトロゲームミュージアム】


お題 ≪道 〜TAO〜 その10≫


長い長い地下ダンジョンを進むぼく。
暗くて先もほとんど見えなかったけど、
ラウム様のお導きでマッピングも完璧。
迷うことなく正しい道を進むことができた。
まずはヒスターに挑むその前に、父親に会って武器を貰わないと。


ぼくはやがて、ダンジョンの最深部で父親と再会を果たした。
その父親というのはなんと、あの謎の中国人だったんだ。
そうか、、、、あなたがぼくの旅を影から見守ってくれていたんだね。
感動的な親子の対面だったが、
今のぼくにはやらなきゃいけないことがあるんだよ父さん。
父親から激励の言葉と、最強武器【抗魔の剣】を貰ったぼくは
いざ!ヒスターの待つ礼拝堂へ!


 「ひっひっひっ、四天王さまの、おなーりぃー」


不気味な老婆の声と共に現われる、ザコ敵の数々、
ハレーナーダを筆頭とした四天王と、更には闇の裏天王、
あわせて計8体のボスラッシュだ! よっしいくぞ!!


うちゅう示申モチョンマだ!
 「ひょーっひょっひょっ!
  うちゅう示申モチョンマ、ここに参上!」


ジャカキのマヒカーレだ!
 「ツルとカメがすべって、みんな死ぬのだ!!」


バルキのバドルデビルだ!
 「なんどもなんども生まれ変わったから、
  少しは輪廻の意味が、身に染みただろうが!!」


ハレーナーダ天王だ!(口の化身 紫ののっぺりした怪物)
 「なめたまねしやがって!!」


ヴァルナーバ天王だ!(鼻の化身 緑の鎧武者)
 「我の妖刀ムラマサを受けてみよ!!」


ヤーダノーヴ天王だ!(目の化身 青緑の丸みを帯びた鎧剣士)
 「貴様の気孔術も、もはやこれまで!!」


ダラマータ天王だ!(耳の化身 青の双頭メカドラゴン)
 「人間どもに、得道させるか!!」


ダヴァナンダ闇天王だ!(これまた耳の化身 赤紫で長い鉤爪を持つ)
 「やまのおてらの かねがなる。
  おててつないで みなかえろ。
  そんなわけにはいかんのだ!!」


、、、、ハァ、ハァ、、や、やっと全部倒したぞ、、、、
さぁお前で最後だ、出て来い、ヒスター!!


 ズズズゥゥゥゥンン、、、、、


ゲッ!あれは大講堂で見た巨大仏像じゃないか!
奴がヒスターだっていうのか?!


 「われヒスターに いのるがよい すがるがよい
  さすればそなたのねがいは みなかなえてしんぜよう」


ぼくの願いはお前を倒すことだけだ!
バシッ! 第一段階撃破! 仏像の頭が開いたぞ!


 「おのれぇ! われのすみかを よくもよくも!」


ズバッ! 第二段階もあっさり撃破! 中から球体が飛び出した!
なんだ、四天王よりも弱いぞコイツ!


 「われはふじみじゃ
  三宝をてにすれば えいえんのせいめい ふろうふしとなれる
  うちゅう しんらばんしょう みな われのもの!!」


 ≪今こそ、りゅうすいを使って奴に止めを刺すのじゃ≫


バシャァッ!
水筒のりゅうすいを投げつけると、
ヒスターは断末魔の叫びを上げながら消えていった。
やった!遂にぼくはやりましたラウム様!
するとあたりは急にまぶしい光に包まれ、、、、、、、

                《次回につづく》