お題 ≪道〜TAO〜 その3≫
さてはて魔物はどこへ逃げたのやら。
村の中や外で情報収集してみた結果、
隣町のモスコフというとこへ行ってみればということになった。
だけど行き方がわからない。村の外は山で隔離されちゃってる
みたいだし、何故かあるヘリポート(!?)では
風が強くて飛べませんみたいな言われ方しちゃうし、、、、
≪これこれぼくよ。このゲームでは駅で町を移動するんじゃよ≫
駅?そういえば線路みたいのが走ってるけど、、、あれがそうか。
、、、、ん?あれ? 示申様〜、駅に入れないよ〜。
≪その駅には南側からでなく北側から入るんじゃ≫
えーそうなの。あっ本当だ。あっさり入れた。
でも普通RPGで建物に入るっていったら南側からが基本でしょ。
こんなの言われなきゃわかりづらいよー。先行き不安だよー。
そんなこんなで駅でお金を払ってモスコフまで移動するぼく。
駅っていっても乗って移動するのが『恐竜』ってのがシュールだよね。
着いたモスコフには、でっかい十字架がかかった教会があったよ。
この町ではあの有名な偽宗教が盛んなんだね〜。と思いきや
「ここの教会は竜巻がきてボロボロになってしまった」
「教会はみんなの寄付によって建てられたのに、シスターは
借金で首が回らなくなったとかで夜逃げしちゃったよ」
なんて散々な話を耳にしたよ。
しょせん偶像なんかにお祈りしたってご利益なんてないんだな。
それに夜逃げするなんて、異教徒ってのは恥ずかしい連中だよね。
ドアには鍵がかかってるらしく中には入れなかった。
町の外へ行ってみよう。
ここも同じく回りは山で囲まれていたよ。
あるのはこのゲーム唯一の回復施設、治療院と
原住民の森、恐山、そして刑務所。うーん見事な統一感だね。
森と刑務所には今行ってもしょうがないみたいだったけど
恐山にはイタコのばっちゃんがいて
ぼくに魔物との戦い方を教えてくれたんだ。
このゲームの戦闘は、魔物との1対1のバトル。
「闘」とか「像」「物」「武」「符」なんて漢字一文字の
コマンドが出てくるんだけど、なにもしないと
ドンドン魔物からの攻撃を受け続けちゃう。
こっちも攻撃するには、「闘」コマンドでAボタンを
早く連射しまくらないと攻撃権が回ってこないんだよね。
この攻撃権が回ってくる度合いは
こちらと敵側のスピードなんかが関係してくるから
あまりに素早い敵が相手だと、一回も攻撃できずに
瞬殺されちゃうなんてこともしょっちゅうだから覚悟してね。
敵を倒せばHP、攻撃力、守備力、スピードなんかが
少しずつ上昇していくスクウェアのトムソーヤ方式さ。
ちなみに「チャンス」っていうRPGでは珍しい残機制になってて
HPがゼロになってもこの数値分だけその場で復活できちゃう。
最後の頃になると9機ぐらいまで増えるから楽しみにしててね。
魔法なんてのはないんだけど、ストーリーが進行するにつれて
強力な必殺技みたいなのが使える『像』コマンド、
回復したり敵の攻撃力やスピードを減らす道具が使える『物』や
何度でも無条件に使えてちょっと便利すぎる護符が使える『符』
などなど、徐々に攻撃のバリエーションも増えていくから
本格RPGファンも納得の仕上がりになってるよ。
、、、、とまあシステム解説はこのくらいにして、
ここの恐山のばっちゃんには『きこうけんひたいわり』っていう
なんかスゴそうな必殺技が使える『アジナのぶちぞう』を貰った。
モスコフであったことはこれくらいかな。
次は、カリバトスって町に行ってみるよ。